3.不安浄化

3.不安浄化 2011年08月06日 00:30 Pages: 1 2 3

[ 浄化編 ]

不安がなぜ生じるのか

情報で感情を抑え込む

  • エリアシフト 不安の浄化

では、あらためて潜在意識の図を見てほしい。前回、孤独の浄化で「情報の壁」について説明した。この「情報の壁」が「不安」の重要なキーになる。
例えば、子供の頃、両親がいつも喧嘩していたとする。それが怖くて隣の部屋に隠れてる。自分も当り散らされたらどうしよう。まさかもし喧嘩が大きくなって両親が離婚でもしたら、自分はどうなるんだろうと考える。ここで生じる不安は立派な「原因のわかる不安」だ。自分が傷つけられるかもしれない、自分が生きていけるかどうかも危ういかもしれないわけだから当然恐怖を感じる。不安でたまらない。
幼少の頃は、「情報の壁」がまだ出来上がっていない。その為、こういった恐怖を感じる出来事があると潜在意識がとても傷ついてしまいやすい。
こうして潜在意識に出来てしまった「恐怖の傷」は、そのまま残り、10歳前後で「情報の壁」が作られていき、そのうち忘れてしまう。

「情報の壁」は、大人から教えられる沢山の常識や、テレビやネット、ゲーム等で入ってくる大量の情報、そして体験による経験で積み重なっていく。
しかし大人になってから、その子供の頃の傷が疼く。潜在意識は常にそういった傷があると何とか浄化しようと動いており、顕在意識に向かって信号を送ってくる、この傷を何とかしてくれと。顕在意識の方は、そんな事すっかり忘れており信号だけをキャッチして漠然とした不安に繋がったりしてくるのだ。
その不安の原因である子供の頃の「恐怖の傷」は、すぐには思い出せない。「情報の壁」が遮っているためだ。「情報の壁」が厚いほど論理的に考えようとする。この不安は、ちょっと風邪気味だからだとか、今将来の事が固まってないからだとか。「情報の壁」にある大量の「情報」によって過去の「恐怖」を「恐怖」ではないと言う「情報」に無理に置き換えてしまっている為、恐怖は完全には消えずに「不安」として残ってしまうのだ。
さらに、その不安をかき消そうと、時にはゲームに夢中になってしまったり、本やネット、物など、様々な情報を取り入れようとする。これは言い方を変えればさらに「情報の壁」を厚くしていってるようなもので、余計に迷いが生じやすくなったりする。本当の意味で「不安」が無くなるわけではないのだ。
「情報」で麻痺して、とりあえず一時的に「不安」を感じずに済んだとしても、例えば誰かの喧嘩を見た時、怒鳴り声を聞いた時、大きな音を聞いた時、ビクっとする。自分でもなんでこんなにビクビクするのかわからない。でも誰かが騒ぐと何だかとても不安になる。そんな形で幼い頃の「恐怖の傷」が刺激され「不安」が突出してしまったりするのだ。

不安の発生要因例

・幼少期からの情報依存

幼少期のつらい満たされない思いは、潜在意識に残りやすい。そんな思いは様々な情報に夢中になる事で懸命に忘れようとする。そうやって吐き出したかった感情が気が付くと漠然とした鈍い不安感に置き換えられてしまう。情報を取りれれば取り入れるほど、不安感は鈍るような錯覚を覚え、余計に大量の情報を取り入れていく事から離れられなくなる。

例えば小さい頃、親の帰りが遅く、待ってる間テレビに夢中になる。自分ではテレビが面白いから夢中になってるつもりでも、本当は親の帰りが遅い事に対する不安感を掻き消す為に夢中になっているだけなのかもしれない。
それが大人になっても何か不安になるとすぐにゲームを始める。小さい頃の様に不安が大きくなるのが怖くて夢中になる。やめられなくなる。
じゃあ、幼いうちはテレビやゲームをさせなければいいのだと、直球で受け止めないで欲しい。メディア情報に問題があるのでなく、子供が不安を感じる状況の中にいる事が問題なのだ。
子供は親に育てられている状態であり、自分ひとりで生きていく力がない。だから小さいうちは、親が自分を守ってくれると言う安心感が常に必要なのだ。

 

・満たされなかった思い

幼い頃、欲しいものが、親から与えてもらえなかった。何か満たされなかった。そんな思いが引っかかっていると、大人になって、どれだけ優しくされても贅沢出来たとしても、どこか満たされなかったりする。それは幼い頃の自分の思いが満たされない限り、今においても満たされる事がないのだ。
じゃあ、親の立場で考えれば、子供には贅沢させた方がイイのかと。それがまた一言ではそうとは言えない。
例えば、その子は欲しい玩具があった。子が親に「買って欲しい」とねだる。この場合、親は買うべきか、買わぬべきか。
これは別に買うべきか買わぬべきかが問題ではない。子供や親がその場面で今何をどう感じているのかが問題だ。

例えば親自身が「うちは貧しいから、そんな余裕はない!」と、「満たされない気持ち」で買う事を断った場合、子供も満たされない気持ちになるのは、わかるだろう。
かと言って親が「うちは貧しくても、子供には贅沢させてあげたい」と言った気持ちで買った場合、これで子供が満たされるかと言うと、そうとも限らない。子供もそこに「親のつらさ」をキャッチしてしまう。買ってもらう事に抵抗を感じて遠慮してしまう。感情を抑え込んでしまう。結局満たされない思いを残してしまうのだ。

じゃあ、結局どうすればいいのだ。
孤独の回でも書いたが、買うべきか買わぬべきかではなく、まず本当の意味で「親の気持ちも楽である事」が大切なのだ。愛の向け方ではなく本当にその子供に対して愛を向けられるだけの余裕を親自身が持っていれば何も問題は無い。親自身も子供と一緒に楽な気持ちでいられたら、自然と子供も楽な気持ちになっていけるものなのだ。

じゃあ、この楽な状態と言うのは、どう言う状態なのか。テレビ見て寝転がって寛ぐ事を楽な状態だとは思わないで欲しい。心の深い部分が楽な状態だ。
なんだか哲学的な言葉で誤魔化して適当な事を書いてるようだが、これまでの記事を読んでもらえていれば分かる事だと思う。
親は自分自身の満たされない思いや、幼い頃の満たされなかった思いを気付かずに子供に背負わせてしまったりしやすい。だから、まず親自身が楽になる事、浄化される事が大切になってくるのだ。
浄化部分は嫌悪、孤独、不安と3回に分けてはいるが、浄化編全体を通して、自分で幼少期の満たされなかった思いと向き合い、そんな思いがあれば言葉にして吐き出していく、そうやって引っかかりの要素を排除し本来の本当の自分自身を取り戻して、まず自分が楽になっていく事が理想なのだ。

子供がどうこうと考える前にまず自分が子供だった頃、どんな気持ちだったか思い出して感じてみる。
自分が親にどうされた事が嬉しかったか、あるいはつらかったか、どんな気持ちだったか。そしてどうして欲しかったか。
そう感じていくと、自分が嬉しかった場面では、親も嬉しかっただろう事に気付く。
自分が不安に感じていた場面では、親も不安だった事に気付く。そうやって自分の思い出が形成されている事に気付けると、自分の子供への接し方も自然と見えてくるのではないだろうか。

 

・親のカルマの影響

ここからちょっとスピ系の話になる。先ほどの自分自身の幼少期を癒す様に、自分の子供を可愛がってしまうケースで、エネルギー的な問題面もある。

例えば人の深刻な話を聞いていると気持ちが重くなる事があるだろう。悩みを聞かされてこっちまでしんどくなってしまう。これはカウンセリングの分野においては、相手のしんどい話が、自分自身のしんどい話とリンクし刺激されて、こちらもしんどくなると説明される。
しかしスピリチュアル的な視点で見れば、やはりエネルギー的な影響も受けているのが分かる。
重い話には、やはり知らず知らずに重いエネルギーをもらってしまう為に、こちらもしんどくなる。
もちろん自分自身の過去においても似た事象があった場合、その分こちらも相手の話に集中してしまう為に、余計にそう言ったエネルギーと繋がりやすくしんどくなったりする。
これが、友人知人同士のレベルなら一時的な状態で済むかもしれない。しかし親子関係の場合これがどうなるか。

ヒプノの場合、問題の原因をクライアントの過去から探る時、なぜか「クライアントの親」の過去から原因が見つかる事がある。
例えば、彼に対する異常なまでの嫉妬心があった場合。なぜそこまで彼に嫉妬するのか。幼少期に弟妹に対する嫉妬心を彼に投影していたと言う原因が見つかるケースもあれば、前世において同じ様な恋愛で彼に嫉妬していたケース。そしてたまに、クライアント自身でなく、クライアントの母親が若い頃、旦那さん、つまりクライアントの父親に対して嫉妬していた事が原因として出てくる事がある。

その母親の父親に対する嫉妬心を、クライアントは小さい頃から知らず知らずに感じ取っており、若い頃の母親が父親に対して怒りをぶつけていた様に、クライアントが彼氏に対してつい怒りをぶつけていたりするのだ。
もちろんクライアント自身は母親から父親に対してそんなに嫉妬していた話を一度も聞かされてはいない。だが家に帰ってから母親に確かめてみると母親が青ざめて驚いた、なんでそんなこと知っているの?と。なんて事があったりするのだ。

これは母親が、自分のつらい感情を口に出さずとも、エネルギー的に自分の娘に与えていたと言える。
世の中、早く親から離れたいと、この家から出ていきたいと感じて、大人になるとすぐ一人暮らしを始める人もいるだろう。その多くの人は、この親からのエネルギーの重さを無意識に感じて、そこから逃れようとしている部分も結構あるのだ。

  • エリアシフト 不安の浄化

逃れられる人はまだいい。
時には、親自身が、そのまた親から厳しく怒られてばかりの満たされない幼少期を送っており、せめて自分の子供には、つらい思いをさせたくないと、その親なりに懸命に子供に優しくする。子供から見れば「私の親は優しくて何でも聞いてくれてとてもイイ親だ」と認識している。
なのに子供は社会に出ると何故か人間関係がうまくいかない、上司に怒られてばかりで満たされない。これは表面的には親は子供に対して優しいのだが、エネルギー的には親が子供に対して「私の様なつらい思いはしないでね」と念じながら優しくしていたりすると、「私の幼い頃のつらさをわかって!」と言うエネルギーを子供に植え付けている事と同じである為に、子供が社会に出た時、親の幼い頃に体験した様な状態を引寄せてしまっていたりするのだ。

こんな風に書くと、親の立場で考えると、もうどうやって子供を育てたらよいかわからなくなるだろう。
ただ一見、子供に意識が向かなくて子供が満たされないケースも、子供に過剰に意識が向いて重いエネルギーを受け取ってしまうケースも、どちらも共通している事がある。それは、親自身の気持ちが中心になってしまっていると言う事だ。一見そうでは無くても、どちらも親自身が自分の事で精一杯の結果と言えるのだ。
だから、本当に繰り返しになってしまうが、子供の為とか思う前に、まず親自身の心が楽になる事、軽くなる事が大切になってくる。まず、その事だけ、今の時点では理解して頂ければと思う。

 

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